みなさま、お疲れ様です。
梅雨の時期は悪天候によるリスクが増える期間です。
いつもの大丈夫!と思うことが上手くいかないタイミングも多くなるでしょう。
まずは「本当に大丈夫かな?」と「もしも」を想定しながら運転をお願いいたします。
さて、まもなく6月の安全管理会議です。
今月の後半で意識改善に向け、現状の共有を進めます。
また、前回の会議で決定した内容を併せて報告します。
2023年度4~6月現在の事故発生状況
(事故の詳細は担当の安全管理委員より聞いてください。)
当初の想定通り、4月から車両事故と貨物事故のが発生しています。
大きな事故にはなっていませんが、とても危険な状況です。
そして、ほとんどの事故に共通する事があります。
それは確認をしていないことです。
事故を起こした人は言う「いつもは確認しているのに」に秘められた現実
話を掘り下げます。
日頃は確認をしているが、その時はできていなかった。
報告の8割以上の方がそのような内容です。
では、なぜ確認ができなかったのでしょうか?
この部分をしっかり見直して欲しいと思います。
日常で考えてみましょう。
例えば、自宅のカギをかけ忘れた。
いつもはカギをかけるのに、寝坊したため急いでいたら忘れていた。
ほかにもあります。
いつもは目覚まし時計をセットするのに、YouTubeを見ながら寝落ちしたため、遅刻してしまった。
だれにでもよくある話ではないでしょうか?
カギのかけ忘れは、「寝坊」が原因。
目覚ましのセット忘れは、「YouTubeを見過ぎた」が原因。
もちろん、意識が甘いために招いた結果ですが、真の原因はわかりますか?
なぜだろう?
なぜ、寝坊したのだろう?
なぜ、寝落ちしたのだろう?
考えてみてください。
ちょっと意識の高い方は、寝坊の原因が昨日の行動にあったかも?と考えるかもしれません。
もしくは、YouTubeをソファで見たのがいけなかったな。と思い返すかもしれません。
でも、人ってそんな生き物なんです。
ある程度は意識でカバーできますが疲労がたまると、その意識は劣化します。
その結果、寝坊や遅刻となりカギをかけ忘れるという流れです。
では、どうすれば良かったのか?答えは
安定的に機能する仕組みを作っていなかったから
本当にこれだけです。
カギをかけわすれないように「ドアノブに注意書きを付ける」「カギ穴を2カ所に増やす」
YouTubeを見ながら寝落ちしても良いように「帰宅後、目覚ましをセットする」
このような仕組みが効果の出る対策になります。
それでは話を事故にもどしましょう。
なぜ、車両事故や貨物事故が発生した場合に、「いつもは確認している」のにできていなかったのか?
真の原因は、その事故を防ぐ仕組みができていなかったという事になります。
そこで、安全管理委員会では6月7月の取組目標を次のように決めました。
取組目標:車間の広さが心の余裕!道をゆずれる人になろう!
フォークリフトを運転する場合のルールを決めます。
車間を広く取って、気持ち的な余力を作る
各現場で敷地の広さがことなるため、車間については委員から報告してもらいます。
かならず実行して、事故の発生要因を根本から潰していきましょう。
わたしたちから働きかけることで得られる未来がかならずあります。
まとめ
- 人は意識が弱いいきもの(全員がそうではない)
- 事故の発生要因は本人よりも仕組みに着目する
これからの季節は暑さで集中力が削がれます。
必ず車間を取り安全運転を行いましょう!
最後までお付き合いありがとうございます。
株式会社 丸高 安全管理委員会